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【直訳・日本人的発想英語からの脱却~発想を変えてより自然な英語に!~】

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大阪の大手外資系で働く現役サラリーマンです。ビジネス英会話にお役立ちの情報を配信していきます!ブログ上でビジネス英語全般のコンサルティングを承ります。
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今日は、日頃私が行っている「ビジネス英語コンサルティング」からのトピックを挙げてみました。

日本人的発想の直訳英語からの脱却

さて突然ですが、以下の日本文、読者の皆さんなら英語でどのように表現しますか?

 

(a) 仕事は家庭よりも重要です。

(b) その英語のクラスには100人も生徒がいます。

(c) 私は風邪で会社を休みました。

(d) そのプロジェクトを1日で仕上げるのは不可能です。


なお、この場合は口語調でも書き言葉でも大丈夫です!一度、チャレンジしてみてくださいね!

Tak石河

俺、いきなり英作文なんてダルすぎるからもう帰るわ

超めんどくさがりやの浅田さん

そうおっしゃらず(汗)、どうかお付き合いくださいw

Tak石河

3…

2…

1…

Are you ready?

アメリカ人同僚 盟友Liam

ではまず、1つ目の解答例から見てみましょう!

Tak石河

ビジネス英語コンサルティングで依頼を受ける際によく見受けられる「日本人的な」英語

 

(a) Work is more important than family.

(b) There are as many as 100 students in the English class.

(c) I was absent from work because I had a cold.

(d) It is impossible to finish up the project in one day.


最初に語弊がないようにご注意ですが、今回の記事では「日本人的な」英語がダメと言っているわけでは決してないんです。例えば、上記の回答は、私のビジネス英語コンサルティングでよく頂く英作文の例ですが、これらは合っています、よく勉強されていますね。

Tak石河

今日は、「こういう発想もできるよ」ということで、「英語らしい」表現を紹介してみるね!

アメリカ人同僚 盟友Liam

英語らしく、より分かりやすい英語の例

 

(a) Work outweighs family.

(b) The English class has as many as 100 students. / As many as 100 students attend the English class.

(c) I stayed home because I had a cold.

(d) I cannot finish up the project in one day.


 

順に、解説していくね!ポイントは、如何に簡潔で、わかりやすいか、だね!

アメリカ人同僚 盟友Liam

 

(a) 仕事は家庭よりも重要です。

(解答例1)Work is more important than family.

(解答例2)Work outweighs family.


俺、仕事よりも美雪ちゃんと夜の遊びの方が大事だわ

Sales Manager浅田さん

アンタの好みや元の日本語文の善悪じゃなくて、英作文としての問題よ!

Diana

(解答例1)では、比較級を使って表現していますね、もちろんOKです!ただ1点、「比較級…than…」の構成になるので、どうしても文章が長くなる傾向が出てしまうんですよね。

Tak石河

その点、outweigh(~に勝る)という動詞を使えば、比較級を使わずに表現できるから、文章も短くなり、簡潔に表現ができるね!

アメリカ人同僚 盟友Liam

 

(b)その英語のクラスには100人も生徒がいます。

(解答例1) There are as many as 100 students in the English class.

(解答例2) The English class has as many as 100 students. / As many as 100 students attend the English class.


There is / areの表現は、学校英語で習って、実際に使われるクライアントさんは多いのですが、文章が長めになるのと、There is /areの後の意味が弱くなる(ぼやける)という弱点があるんですよね。

Tak石河

ほとんどの場合、There is / areの表現は、別の直接的な表現で代替することができるね。ここでは、the English class(その英語のクラス)を主語にするか、「100人もの生徒が出席する」に、変えてみると分かりやすいね。

アメリカ人同僚 盟友Liam

この主語を変える/構造を変える、というのは、簡単なようで意外と難しい所ですね。

Tak石河

 

(c) 私は風邪で会社を休みました。

(解答例1) I was absent from work because I had a cold.

(解答例2) I stayed home because I had a cold.


ちょっと待て!(解答例2)は、そもそも「会社」なんて出てこないじゃなかいか!

そもそも会社をサボっている浅田さん

でも、会社を風邪で休んで家にいたんでしょ?だから、こういう表現もできるね。

アメリカ人同僚 盟友Liam

いや俺は会社をずる休みしてハワイに遊びに行っているから(解答例2)は違うな!

ハワイで豪遊中の浅田さん

無断欠勤で減俸だ!!

怒り心頭のBen

 

(d) そのプロジェクトを1日で仕上げるのは不可能です。

(解答例1) It is impossible to finish up the project in one day.

(解答例2) I cannot finish up the project in one day.


1日じゃ終わらないぜ!!無理無理!!

Sales Manager浅田さん

アンタの謎のプロジェクトはいつも暗礁に乗り上げているけどね

Diana

でも、そうなんですよ!「1日じゃ私できません」ということを言えれば良いんですね!もちろん、It is impossible to…を使っても合っているんですが、傾向として英文が長くなって、読みづらくなることがありますね。

Tak石河

今回も、「そのプロジェクト」ではなく、「私」に主語が転換しているね。この発想の転換法も、慣れないならなかなか厳しいと思うね。

アメリカ人同僚 盟友Liam

如何だったでしょうか?

簡単そうに見えて、意外と難しかったのでは…と思います。

今後も、ビジネス英語コンサルの現場から発見したことを配信していきますので、お楽しみに!!

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