【ビジネス英会話Tips⑨ 「風化する・風化させたくない」を英語で?】
こんばんは、Tak石河です。
さて、今回ご紹介する内容は、「…が風化する/…を風化させない」です。
テレビやニュースを見てみると、芸能人や事件のニュースが取り上げられては、次々に新しいニュースが舞い込んできて、昔起こったことは忘れ去られる…。そんな時、「〇〇を風化させたくない」と表現をどうすれば良いでしょうか?
意外と困る「風化する」「風化させたくない」を英語に訳す方法
「風化」を辞書で調べてみると、下記のような単語が出てきます。
weathering:(名)U風化(作用);C(英、建)水垂れ
(📖出典📖 英辞郎 on the WEB Pro)
いや…確かにそうですが。これはliterally(文字通り)な、物が「風化」、ないし劣化する、ということですね(汗)
ここでは意味を考えて、意訳する必要があります。
風化する→忘れられる:be forgotten
風化する⇒人々の記憶から薄れていく⇒(つまりは)忘れられる
というわけで、一番やさしい言い方は
‘be forgotten’でしょう。
「風化させたくない」としたい場合は、’not be forgotten’とすれば良いです。
ここ、0:44のところ、be forgottenの表現が出てきています。
”One sign asked the crowd to write messages to residents of the still-reeling Tohoku area. ‘Many of them often mention…what they are really scared of,’ it said. It’s, ‘To be forgotten.”
(地元の住民が最も恐れていることは、(この大災害があったこと/この大災害から学んだことが)風化してしまうことだ)
(📖出典📖 Japan Remembers Tsunami in two Years Later (Newsly World)より)
風化する→色あせる:fade away
これは、記憶が風化するという場合に特に使われます。
‘the memory fade away’
(記憶が風化する/色褪せる⇒‘fade away’で、記憶が「色あせる」イメージがよく表現される感じがあります。)
「風化させたくない」と表現する場合には、
‘not let the memory fade away’と、否定形にすればOKです。
He said, ‘Please don’t let the memory of the disaster fade away.’
(彼は、「震災の記憶を風化させないで下さい。」と話した。)
(📖出典📖 Weblio英語例文検索より)
もう1個、こちらはTak石河のオリジナル例文です。
We can’t let the struggles of the victims fade away.
(被災者の思いを風化させてはいけない。)
風化する→ほとんど聞かなくなった:(there is) barely any mention of…
‘There is barely any mention of…’
(…については、ほとんど聞かない。⇒~は風化してきている。)
e.g. There is barley any mention of ”3/11” in the news these days.
(最近、3/11のニュースは風化してきている。)
もちろん、あくまで例文で、Tak石河としては、戦争・災害等のダメージは、風化させずに、将来の教訓として語り継がれるべきと思っています。