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【ビジネス英会話Tips④ literallyの注意すべき点】

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今日は軽めの投稿です。

ビジネス英会話でもよく出てくる’literally’という単語。一般的には、「文字通りに」と訳される単語で、汎用性の広い便利な単語です。ですがこの単語、全く違う意味も併せ持っていることをご存じでしょうか?

 

私が愛用するOxford online dictionaryには、literallyを調べると、以下の二つの意味が出てきます。

1)   In a literal manner or sense; exactly.

2)   informal / used for emphasis while not being literally true.

 

この2)の意味がやっかいです。具体例をあげてみましょう。

(例1)

Convenience stores in Japan is very convenient. They are literally open for 24/7.

(日本のコンビニはとても便利だよ。文字通り、24時間年中無休で営業しているんだ。)

 

注)24/7で、「24時間営業・年中無休」の意味

 

これは、日本のコンビニは実際に24時間営業をしていることから、「文字通りに」の意味ですね。

 

(例2)

I am working overtime, literally 24/7. The heavy work is killing me.

(もう本当に働きづめだよ。仕事がきつくて死にそうだ。)

この場合、仮に、24時間年中無休で、1日も休みなし、一睡もしないで働いているのであれば、「文字通りに」の意味になりますが、実際には人間である以上、そんなことはないですよね?(本当に「文字通り」24時間年中無休で働いている方がいらっしゃったらごめんなさい汗)

 

なので、ここでは、「強調」としての意味でとらえるのが適切です。つまり、「本当に~、マジで~、」といった、インフォーマルな強調ですね。

 

ところで、このliterallyを両方の意味で多用する人がいて、文脈から判断できる場合はいいけれど、どっちの意味にもとれる場合がやっかいです。具体的には以下。

 

(例3)

There were literally millions of people at the ceremony.

(①その祝賀会では、文字通り何百万人もの人がいたよ。②その祝賀会は本当に沢山の人が来たよ。)

 

この場合、ceremonyが本当に大規模だった場合、何百万人もの人が来ることはあり得るので、両方の意味にとれてしまいます。

…ちなみに、石河のビジネス英会話の経験上、ビジネス、特にフォーマルな場面では、literallyの多用は(例え、「文字通り」の意味であったとしても)避けた方が良いように思います。どうしても、インフォーマルな感じになってよろしくない感じがあります。

 

 

ちなみに、Oxford online dictionaryにはUsageという項目があって、実際の使われ方を実感することができます。以下引用しますので、是非原文で味わってみてください^^ 特に文末の部分が重要と思います。

 

In its standard use literally means ‘in a literal sense, as opposed to a non-literal or exaggerated sense’, as for example in I told him I never wanted to see him again, but I didn’t expect him to take it literally. In recent years an extended use of literally (and also literal) has become very common, where literally (or literal) is used deliberately in non-literal contexts, for added effect, as in they bought the car and literally ran it into the ground. This use can lead to unintentional humorous effects (we were literally killing ourselves laughing) and is not acceptable in formal contexts, though it is widespread

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