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【外資系企業の増加はもはや不可避な理由】

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こんばんは、Tak石河です。

前回の記事【そもそも外資系企業とは?】を通じて、実は日本も至る所に外資系企業で満ち溢れていることが分かるかと思います。

俺がよく行っている「〇国アカスリ」「✖式マッサージ」の店は、実は全て外資系企業だったというオチだな!!

Sales Manager浅田さん

広義の外資系企業の定義では、そうなりますね

Tak石河

がいしけいーきぎょう【外資系企業】

ある国で活動する外国の企業。また、資本の一定割合を外国企業、外国人投資家が支配している企業。外国企業などによる出資割合の明確な定義はない(※そのため、広義には出資割合の大小に関わらず、外国資本が入っていれば外資系企業と言える)

(📖出典📖 デジタル大辞泉 一部改変)

でも…最初から歴史のある日本企業に居ていれば、外資系企業なんて縁がないんじゃないですか?

俺、キツそうな外資系企業って嫌ですよ!

きっちゃん

という人も多いかもしれません。

ただし、昨今の情勢を見ると、今後、日本国内にも外資系企業が増えてくることは不可避と思われます。

今日は、「何故外資系企業は今後増えてくるのか?」ということをご紹介したいと思います!

Tak石河

外資系企業が増える理由(1)外国企業が日本企業を買収・業務提携する例が増えている


おそらく、外資系企業が増える例として、皆さんが思いつきやすいのはこちらの例ではないかと思います。

最近の例では、日本で白物家電の大御所であったSHARP株式会社が、台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業に買収されたり、NECと富士通のパソコン事業をレノボが買収したり、ルノーが日産自動車を買収したり、…という例は記憶に新しいですね。(2019年2月時点の情報で、今後資本関係が変化する可能性があります)

Tak石河


この場合は、容赦なく外資系企業になるね!

アメリカ人同僚 盟友Liam

え、でもそんな、急にはならないですよね?急には…。

きっちゃん

いえ、それは急に、ある日突然急に起こるんですよ。「半年後に外資系企業に買収されるから、よろしくね♪」なんて事前通知は絶対にないです。これは、言わないんではなくて、インサイダー取引などにつながってしまうので、資本の変動については絶対に口外できないんですよね。なので、経営のトップ層だけがこの情報を知り、公開しても良いしかるべき時がきた時…ある日突然に言い渡されます。

Tak石河

そんなーーー!!怖いですよーーー!!!

きっちゃん

こればっかりは、会社員という立場ではもはや防ぎようがなく、起こったら起こったで仕方がない、という感じですね。

Tak石河

外資系企業が増える理由(2)外国人投資家の資本注入を受け入れる例が増えている


これはあまり馴染みがない方は多いかもしれませんが、企業が成長・変革する中で、外国人投資家の資本注入を受けることが多々あります。

現役の外資系サラリーマンをやっている身としては、最近はこちらの方がよく目につく例ですね!

Tak石河


うん?ていうか外国人投資家って何だ?

Sales Manager浅田さん

ではまず、外国人投資家って何かを見ていこう!

アメリカ人同僚 盟友Liam

外国人投資家とは?


外国人投資家

日本株に投資する外国籍の法人、個人の投資家の総称。主力は欧米の年金基金、中東産油国など。近年日本の株式市場において、総発行株数に占める保有割合を高めており、株価形成に大きな影響力を持つようになっている。またコーポレートガバナンス上も無視できない存在である。

(📖出典📖 経済・経営用語辞典)

実は、私の本職の会社も外国人投資家の出資を受けていた時期があるのですが、メリット・デメリットがありますね。

Tak石河

外国人投資家のメリット
  • 業種に関わらず、今後業績が伸びそうな企業には投資してくれる
  • 企業規模が小さい間には貴重な出資源となる
  • (※後述のように、IPO(新規上場株式)の場合の出資は特に重要となる)

良くあるのは、起業して歴史が浅い会社が、トントン拍子に上場するニュースってありますよね?その時は、外国人投資家が株主になっている場合が多いです。ファーストフード業界や、IT業界、人材派遣業界等でよく聞きますね。

Tak石河

今まで誰も考えたことのない「40代以上のバツ1以上の男女限定のマッチングアプリ」を作る(株)☆夢☆浅田企画本舗☆を明日上場するぜ!!あー誰か株買ってくれねーかな?

Sales Manager浅田さん

面白そうな話デスね。私がIPO投資しまショウ

外国人投資家のBen

やったぜーーー!!!さっすが外国人投資家だな!!

Sales Manager浅田さん

…とまあ、こんな簡単にはいかないんでしょうが(笑)、これから伸びる可能性のある若い会社は、外国人投資家からすると大きな魅力になるわけですね。

Tak石河

外国人投資家のデメリット

  • 業績が悪かったり、今後の成長の見込みがなかったりすると、容赦なく見捨てられる(つまり、業績悪化の責任を問いただして社長に辞任要求されたり、株を他の外国人投資家に売られたりするということ)
  • 数年毎の短期間で、株主がコロコロと変わる(株が色んな外国人投資家の間を行き来することとなる)

逆にデメリットとしては…業績がダメだったり、将来性が見込まれないと容赦なく見捨てられます(汗)

後、数年毎に株の所有者がコロコロ変わるので、その度ごとに新たな投資家を探さないといけないのは、結構大変です。

Tak石河

浅田サン。例のマッチングアプリ、今流行の「ペ〇ーズ」に押されて全然ダメですネ。

挽回策がなければ今日、株全部売るぞコノヤロウ

というか、株主全員賛成のもと浅田社長の即時辞任を要求する

Manager Ben

ちょ…ちょっと待ってくれ!!

来月には「70代以上のバツ2以上の男女限定のマッチングアプリ」でニッチ市場をゲットするつもりだぜ!!俺の会社は来月にはビッグになるぜ!!

Sales Manager浅田さん

まあ、いいデショウ。

…っていうか、(株)☆夢☆浅田企画本舗☆の株買ってから来月で5年が経過するののでそろそろ別の外国人投資家に株主交代する時期ですヨ。

まあせいぜい、次の外国人投資家を見つけて下さいネ

Manager Ben

チクショウ!!また次の嘘コテコテの怪しい輝かしい経営計画書を出して、次の外国人投資家を見つけなきゃな!!

Sales Manager浅田さん

何か、色々大変そうね

Diana

そうなんですよ!常に見捨てられる可能性があるので、心配事は尽きませんね…。

ところで、新規上場した会社が、色々事業展開を広げて業績を伸ばそうすることが多いのは、もちろん業績そのものも大事ですが、外国人投資家の株主を納得させるという意味合いも多いのではないかと思いますね。

Tak石河

外国人投資家は増えている!

ていうか別に日本の企業の株なんて外国人はそんなに注目してるのか?イマイチ実感わかねーぜ。

Sales Manager浅田さん

では、外国人投資家による株式の保有比率の推移を見てみよう!

アメリカ人同僚 盟友Liam


(📖出典📖 JPX 日本取引所グループ2017年度株式分布調査結果について<要約版>(2018年6月26日)より)

上のグラフを見ると、外国人法人等の株式保有比率は、30.3%で、ダントツの1位ですね。

Tak石河

何ィィィ!!!銀行や日本法人を遥かに超えているのか!?!?

Sales Manager浅田さん

そうだぞ浅田サン。我々外国人投資家の力をナメてもらっては困るぞ

Manager Ben

起業から外国人投資家の資本を受けるまでのよくある流れ

最近非常によくある、個人事業主として独立~起業から外国人投資家の資本を受けるまでの流れを以下に示してみました。

Tak石河

個人事業主として独立

株式会社設立、法人化

事業が順調に成長してきたら、株式上場を検討

株式市場に新規上場 (IPO)

IPO株投資目的で、外国人投資家がIPO株購入

外国人投資家の資本を獲得

ここで、今まで度々登場してきたIPOについてチェックしておこう!

アメリカ人同僚 盟友Liam

IPO (Initial Public Offering)とは?

IPOとは、日本語では「新規公開株」や「新規上場株式」と表現されます。簡単に言えば、株を投資家に売り出して、証券取引所に上場し、株取引ができるようにすることですね。

Tak石河

IPO (Initial Public Offering)とは

非公開企業が、証券取引所への上場または店頭登録によって、一般投資家に株式を公開すること。通常は、引受業務(underwriting)を担当する投資銀行が、発行会社から株式をまとめて買い取り、それを一般投資家向けに売り出す。既に株式を公開している企業が、一般投資家向けに新規発行株式を発行する場合は「公募(public offering)」や「募集(primary offering/distribution)」と呼ぶ。

(📖出典📖 経済・経営用語辞典)

で、このIPOがどうして外国人投資家から着目されるの?

Diana

それは…投資で当たると、大きく儲かる可能性があるからですね。

株投資の手法として、IPO株投資という手法があり、ざっくり簡単に言うと以下の手順です。

Tak石河

1. 初めて上場する会社の株を、上場前に手に入れる

※正確には、企業が新規上場する時に投資家に配られる「株を買う権利」を証券会社から抽選によって手に入れる。

2. その株を、企業が上場した日に売る。

これの差額が利益(又は損失)になるというわけですね

Tak石河

でも、俺…やっぱり外資系企業なんて嫌ですよ…!!英語苦手だし…

あ、だから、100年以上歴史のある、日系大企業に入社したから安心ですね!

きっちゃん

きっちゃん…すまん。実はきっちゃんの営業部だけ、本社から完全に分離して別会社になることになった…。

きっちゃんの上司の代表取締役社長(自称)の浅田さん

えーーー!!!そんなーーーー!!!聞いていないですよ!!

きっちゃん

だが安心しろきっちゃん!!新会社は業績順調で近々新規上場する予定だ!!そして俺っちが新会社の社長だぜ!!

大丈夫だ!!何も心配ないぜ!!

きっちゃんの上司の代表取締役社長(自称)の浅田さん

え…それって記事の最初の方に出てきたIPOってやつですよね…?

そのIPOの時ってまさか…!?!?

きっちゃん

皆さん、お待たせしましタ。IPOといったら我々外国人投資家の出番デス。

抽選で貴社の公開予定株をゲットしますた。

新規上場後の株主総会では、外国人投資家一同、団結して代表取締役社長(自称)の浅田氏を即時辞任要求するので覚悟しろコノヤロウ

悪徳外国人投資家のBen

ドウブッハァァァァ!!!

自称社長の浅田さん

そして新社長にはやり手の外国人プロ経営者を社長として推薦しまス

Manager Ben

もういやーーーー!!!

きっちゃん

如何だったでしょうか?

好むと、好まざるに関わらず押し寄せてくる外資化の波。

貴方のお勤め先が外資系企業になる日は、もう明日かもしれません…。

外資系企業になって、英語が必須なんて…嫌だーーー!!

きっちゃん

では次回は、【(仮)外資系企業にはどれくらいの英語力が必要か?】をお送りします!

Tak石河

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