大阪の外資系で働く現役サラリーマンが、ビジネスで闘える英会話力を教えます!

【英語学習お役立ちTips⑧ ネイティブが感じる「自然な」英語とは?】

WRITER
 
この記事を書いている人 - WRITER -
大阪の大手外資系で働く現役サラリーマンです。ビジネス英会話にお役立ちの情報を配信していきます!ブログ上でビジネス英語全般のコンサルティングを承ります。
詳しいプロフィールはこちら

ネイティブが感じる「自然な」英語ってどういう英語でしょう?

 

こんばんは、Tak石河です。

今回のTipsは、為になる話だとは思いますが、これを追求すると、難しすぎる話になるので、気楽に読み飛ばしてほしい記事です(だったら、書くなよ!という突っ込みはおいといて下さいw)

テーマは、いわゆる自然な英語ってどういうものなのか?というお話です。


では早速、例題をやってみましょう。

次の日本語を英語に訳してください。

「彼女は夫とうまくいかなくて別れたいと思っていたが、実際離婚してみると、孤独感も克服できず、経済的難局も切り抜けられない」

(?出典? 日本人の英語(マーク・ピーターセン著)

書けましたか?え、書けてないし書く気もない!?(笑)

では、次のA)とB)を用意したので、どちらがネイティブにとって自然な英語かをえらんでみて下さい。

A)

She couldn’t get along with her husband and wanted to get away from him, but after actually getting a divorce, she could neither get over her sense of loneliness nor get around her financial difficulties.

B)

She wanted to divorce her husband since she could not maintain a good relationship with her husband. However, when she actually got divorced, she could not overcome her sense of loneliness, and financial difficulties.

え、選ぶ気もないですって?(笑)いやあ、どちらか選ぶだけでも選んでくださいよ(汗)

で、まずはネタばらしから。まず、日本語と上記A)の回答は、いずれも、(出典 日本人の英語(マーク・ピーターセン著)から引用した問題文と回答です。そして、B)の回答は、Tak石河が勝手に「何となく日本人が書きそうな」感じで英文を書いてみました。

知る人ぞ知ると思いますが、マーク・ピーターセンはアメリカ人―日本文学の研究者の第一人者で、A)は文句なしの名回答です。「動詞+副詞」そして動詞は、get, run, putなどの汎用性の広いものを用いて、実にこなれた表現をしています。get aroundなどは、一見簡単な表現ですが、いざ英作文になるとなかなか書けないんじゃないでしょうか?

そしてB)は…超重大なミスは見当たらず、まあ外国人相手には伝わるだろうけど、いかにも日本語⇒英語のパズルを組み合わせて作った感があります(少なくともあまり自然ではない)。

では解答はA)か??

…と、それで終わったらば、単なる名著紹介になってしまいます。

ここでは、我が盟友Liamの力を借りて、「本当にナチュラルに聞こえる英作文」を書いてみました。

第一人者のマーク・ピーターセンに1ブロガーの身で挑もうとは、我ながら何とも大胆不敵な試みです。

Liam & Tak石河による、スーパーナチュラルな回答例

以下、それぞれA),B)をスーパーナチュラルにしてみました。

A’)

She couldn’t get along with her husband and wanted to leave him, but after actually getting a divorce, she could not get over her sense of loneliness nor get past her financial problems.

B’)

She wanted to divorce her husband since she did not get along with him. However, after she actually got divorced, she could not get over her sense of loneliness, and financial problems.

細かいことはさておき、解説すると…

・get away fromよりも、leave+人の方が、「~と別れる」の表現としてはより自然

・元のA)にあったneitherは、実際の所ほとんど使わない表現

・financial difficultiesは、いかにも経済的困難なので、経済的に困っているくらいなら’financial problems/ issues がより自然

・元のB)にあったwhen…よりも、文の流としてafter…の方が自然

そして、A’)とB’)のどちらがよりナチュラルかというと…そこは好みにもよる所らしく、Tak石河はA’)、LiamはB’)になりました。

ただ、ここまで書いておいて何ですが

ただ、ここまで書いておいて何ですが、そもそも最初の日本語のお題

「彼女は夫とうまくいかなくて別れたいと思っていたが、実際離婚してみると、孤独感も克服できず、経済的難局も切り抜けられない」

(?出典? 日本人の英語(マーク・ピーターセン著))

これが、日本語として硬くてあまり自然な感じがしないんですよね(汗)その意味からすると、英語の流暢さに加え、

「こういう日本語のぎこちなさ」までを表現したのは、

A)

She couldn’t get along with her husband and wanted to get away from him, but after actually getting a divorce, she could neither get over her sense of loneliness nor get around her financial difficulties.

(?出典? 日本人の英語(マーク・ピーターセン著)

と言えるでしょう!

…やばい、オチがない(汗)ですが、今回は「どういった表現が、『自然な』英語表現を出しているか、を感じ取ってもらえれば幸いです^^;

今日も、Tak石河のブログをご覧頂き、ありがとうございます。

少しでもナチュラルな英語を感じ取ってくださったら、下記をポチっとorシェアしてもらえると、とても嬉しいです!


にほんブログ村 英語ブログ ビジネス英語へ
にほんブログ村

 

この記事を書いている人 - WRITER -
大阪の大手外資系で働く現役サラリーマンです。ビジネス英会話にお役立ちの情報を配信していきます!ブログ上でビジネス英語全般のコンサルティングを承ります。
詳しいプロフィールはこちら










- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください