【2018 GW ~京都の丸益西村屋さんで京友禅体験をしてきました~】
世間はGW真っ只中ですね!!皆さんは如何お過ごしでしょうか?
お仕事の方も多いかもしれませんが、2018年の三分の一が過ぎた節目に、少しでも毎日の疲れを取り、リラックスできる時間が取れるといいですね!
さて、Tak石河は、GWには、母校の京都大学の同じ研究室の同級生と年一回の同窓会を開き、京都で伝統体験をして旧交を温めるのが恒例行事になっています。
大学生時代は、あんまり京都の文化体験をほとんどしておらず、社会人になってから「あーもっと色々やっておいたら良かった!!」と今更ながら後悔しています(汗) Tak石河
京都の丸益西村屋さんで京友禅体験!
京友禅の起源…友禅染とは
友禅染は元禄時代に誕生。扇面絵師・宮崎友禅斎(みやざきゆうぜんさい)が考案した技法で、着物に模様を描いたのが始まり。古来よりあった紋・刺繍・金箔などの加工技術を継承しつつも、多彩な色調と自由な筆致で絵画に近い表現ができたことから当時の都人を魅了し、大いに人気を呼んだ。現在の友禅染は、型紙を用いて染色する「型友禅」と、手書きで染め上げる「手描友禅」に分けられている。
(📖出典📖 丸益西村屋さんのパンフレットより、一部抜粋・改変)
丸益西村屋さんのアクセス
京都市市営地下鉄・烏丸御池駅から徒歩約7分
小川通をくだり、横道に入ると、情緒漂う町屋が見えてきます。
矢印の細道を、奥に入っていきましょう。
すると、「繭」と書かれた暖簾・看板のあるお店(中に工房があります)に到着します。
選べるアイテムと料金
染めたいアイテム毎に料金が変わりますが、一例としては以下の通り。
トートバック(スクールトート)…1,800円
ハンカチ(小・大)…1,300円(小)、1,400円(大)
T-シャツ…2,700円
(📖出典📖 丸益西村屋さんのサイトより)
なお、この料金ですが、何と技術指導料・素材費用込という超良心価格です!
なので、ハンカチ(小)を2枚だったら、1,300円×2=2,600円のみで、追加の技術指導料は一切かからない(※注 2018年4月30日時点での情報です)という超良心価格なのです。当日、染めたい素材をチョイスできます。
今回私は、T-シャツにチャレンジしてみました。
染料の加工と工程について
染めたい素材を選んで、スタッフさんにその旨を伝えると、作業場に案内されます。
作業場では、染料初心者にも、京友禅の簡単な歴史の説明・染料のやり方等、分かりやすく説明してくださるので、心配は一切不要です。
描きたい画をピックアップ
今回私は、T-シャツに思いっきり染める画材として、八重蓮をピックアップしました。
「5枚型」とあるのは、中に型紙が5枚入っていて、それを順番に敷いて、塗り重ねていくことで最終的な絵が完成するようになっています。
まず1枚目をセット。
たどたどしい手つきで、型紙の上から染料をはけで塗っていきます。
以降、2枚目、3枚目…と塗っていきます。
ちなみに、4枚目を塗り終えてめくってみると、こんな感じになります。
ラスト5枚目!
今回、体験コースは1~1.5hでしたが、最後の5枚目を塗り終わる頃には2時間30分くらいかかってしまいました(汗)
丸益西村屋さん、大目に見てもらってありがとうございます(汗)! Tak石河
そして、完成!!
所々粗っぽい(汗)ですが、人生初の染料体験にしては、上手くいった方ではないでしょうか(笑)
終わった後は、丁寧に梱包(まるで商品みたい)して、その場で渡してもらえます。(※注 がま口など、加工が必要な一部の商品を除きます)
※注 時間が経つと染料は乾くそうですが、他の衣料への色移りを防ぐ為に、必ずあて布・アイロンをしてから使うようにしましょう!
そして、お会計は…2時間30分、みっちりと作業させてもらって、説明&途中は適宜指導をしていただいて、元のT-シャツ代金の2,700円だけです!
本当に良心的価格!
大人になってからこそ、伝統工芸を体験してみては?
今回、大学時代の友人4名(私含め)で、いい歳した30代の大人が体験してみたんですが、いやー楽しかったです!
ちなみに、隣に、ご家族で体験されていた方がいて、子供さんが地道な作業の連続に「もうやだー!!(泣)」となっていて、親御さんがフォローしておられたのですが、確かに忍耐のいる作業は、大人になってからこその面白みがあるように思います。大学生の頃だと、他の遊びばっかりに目が行って、こういう伝統文化の体験をやってみようと思うことすらなかったでしょう。。
ちなみに、隣のご家族も、親御さんのフォローあって、無事完成!根を上げていた子供さんも笑顔で体験をおえることができたみたいで、良かったです。
私はまだ子供がいませんが、将来できたら、こういった家族での「伝統工芸体験」をやってみたいですね^^;