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【ビジネス英会話Tips15 「建前」と「本音」をどうやって英語表現するのか?】

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英語には無い日本語~「建前」と「本音」をどうやって英語表現しますか?~

 

最終更新:2017911 23:00 記事後半に’on the record’ ‘off the record’を追記し,本文を微修正しました!

 

こんばんは、Tak石河です。

前職で(主に)アメリカ人とビジネスをしていた時に、こういうことを言われたことがあります。

「日本人と一緒に仕事をすると、最初の三か月はとても楽しい。日本人は礼儀正しく、大人しく、優しいからだ。しかし、三年も一緒に仕事をすると、もう一緒に仕事をするのが嫌になる。日本人は言っていることと思っていることが全然違って、何を考えているか分からないからだ

 

しばしば衝突します(汗

…もちろん、そのアメリカ人方の意見が、全ての日本人に当てはまるわけではないですが、後半の「日本人は言っていることと思っていることが全然違って、何を考えているか分からないからだ」というのは、日本特有の「建前と本音」の文化を言っていると思われます。

では、今日はこんな「建前と本音」の英語表現をお話していきたいと思います。

建前と本音は、どうやって英語で表現するのか?

辞書で調べてみると、以下のように結構な表現が出てきます。

建前:one’s public stance, polite face, public face, …

本音:what one really feels, real opinion, one’s true feelings, …

(📖出典📖 英辞郎on the WEB Pro より)

あれ意外と表現あるじゃん?と思われるかもしれませんが、これらをそのまま直訳的に使うのは、Tak石河の経験上は危険です!(英辞郎さんごめんなさい(汗)決してネガティブキャンペーンではありませんw)

…というのも、『そもそも、建前と本音を使い分けること自体が、日本の(ほぼ)独自の文化で、他の文化にはない概念だから』です!

※注 ここで、日本の(ほぼ)独自の文化というのは、我ながら変な表現なのですが、実は他の国、例えばアメリカ等でも、こういう「建前と本音」みたいな考え方はあるように思うんです。しかし、建前と本音が、全く正反対のようなことはTak石河の経験上もなく、建前と本音がしばしば大きく乖離するのはやはり日本独特の文化と思います。

この問題の本質は、「建前」=X、「本音」=Y、といった単語問題ではなく、『建前と本音を使い分ける』という、外国人にとって異質な(もともと持っていない)概念を、どうやって理解してもらうか、ということにあると思います。

では、建前と本音は、どうやって説明するのか?

Tak石河のお答えとしては、

建前=’Tatemae’, 本音=’Hon-ne’、です!

…Tak石河よナメてんのか?と思われた貴方、ちょっと待ってください!(汗)

続きがあります。私でしたら、以下のような感じで説明します。

‘You know, here in Japan, we have two important concepts, ”Tatemae” and ”Hon-ne”. ”Tatemae” is acting in a way that will please the other, which is what we do normally in public. Whereas ”Hon-ne” is our true feelings, which we only show to people we completely trust. ”Tatemae” is neither flattery nor dishonesty, we use ”Tatemae” in order to maintain harmonious relationship without hurting anyone.

もし、ここで「日本人はどうやったら’Hon-ne’を話してくれるの?」と言われれば、

‘If you can build the relationships to the point that they trust you, then you will be able to see their ”Hon-ne” (true feelings).’

という感じに言えばいいと思います。

上記はTak石河オリジナルなので、他にも言い方はあると思いますし、もっと良い言い方もあると思うんですが、気を付けるべきポイントとしては、

✔相手が持っていない概念であることに注意する

✔なるべく、分かりやすい英語で、説明する

✔何故その文化・概念があるのかを(簡単に)説明する

ということですね。

英語には無い概念の日本語や、さらには異文化の理解は簡単ではないですが、円滑な人間関係を構築するためにも、なるべくわかりやすい説明をすることを心掛けていきたいですね。

ご参考:建前と本音に「近い」英語のイディオム

2017911 23:00追記~

ふとしたことで、探していたら…ありました!

ドンピシャで一緒ではないですが、かなり使える表現なので是非シェアします!

 

on the record

 

Used in reference to the making of an official or public statement

(正式な、または公的な発言をする際に使用される)

(📖出典📖 Oxford Online Dictionary

日本語の「建前」に近い使い方ができます。以下を見てみましょう!

Tak石河

 

‘Is Asada-san capable as a sales manager?’

(浅田さんはセールスマネージャーとしてやっていけるの?)

アメリカ人同僚 盟友Liam

 

 

‘My on the record reaction is, he is capable, but my off the record reaction is, he is NOT considered capable among SOME people (including me). ‘

まあ(建前的には)大丈夫じゃないかしら?でも正直ぶっちゃけちゃうと、そう思わない人もいるでしょうね。私もそう(思わない)ね^^;

腹黒いDiana

 

 

「おい、本音(off the record)までバッチリ聞こえちゃってるぞ!!」

Sales Manager浅田さん

 

off the record

 

off-the-record remark is unofficial and is not supposed to be made public

(非公式で、公的にしない発言のこと)

(📖出典📖 Oxford Online Dictionary

 

日本語の「本音」や「オフレコ」に近い使い方ができます、以下を見てみましょう!

Tak石河

If you want an off the record response, I just mentioned sweet-coated words to the customer.

(本音を言うとさー、客におべっか言っただけなんだよな)

悪のSales Manager浅田さん

 

 

「相変わらずアンタ性格悪いわね…」

Diana

「Dianaには言われたくないなー(ぼそ)」

Sales Manager浅田さん

「何か言った??^^;:」

Diana

 

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