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【ビジネス英会話Tips22 「忖度(そんたく)」って英語で何というの?森友学園でも頻出の忖度を解説します!】

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今流行のキーワード「忖度(そんたく)」って英語で何と表現するの?森友学園でも頻出の忖度を解説します!

こんばんは、Tak石河です。

さて、先日Facebookで「忖度(そんたく)」って英語で何と表現するの?とコメントを頂きました。例によって同僚のLiamと協力しながら、英語での表現を考えてみたいと思います。


ちなみに、Tak石河は根本的に「忖度の日本語の意味って何?」だったので調べてみました。

そもそも「忖度(そんたく)の日本語の意味とは?

[名] 他人の心をおしはかること。(?出典? goo辞書)

(相手の気持ちを)推し量ること。推測。(?出典? 三省堂国語辞典)

ということは思いやり??

…と思ったのですが、他記事にこのような分かりやすい説明があったので引用・紹介します。

「忖度という言葉は非常に難しい文章語」と表現する飯間さん。そのうえで、「意味は同じでも、どういう場合に使うか、つまり用法が変わってきている」と説明する。

「最近になって、『上役などの意向を推し量る』場合に使う用法が増えたように思います。おべっか、へつらいというか。上の者に気に入られようとして、その意向を推測する。ちょっと特別な時に使われるようになった」

そういった用法で「忖度」が使われるようになってきたのは、ここ十数年の話だという。

良い忖度、悪い忖度、逆の忖度……。ひとつの言葉に、さまざまな意図が込められるようになったとも見える。

「もともと忖度に良いも悪いもなかった。ただ人の心を推測するってことですから」と指摘する飯間さんは、こうも語った。

「役所や企業のシステムの中で、本来であれば良いものは良い、悪いものは悪いと判断しないといけない。しかし、『こんなことをすると社長が気を悪くするからやめておこう』など、論理性、合理性以外の要素が入ってしまう場合に『忖度が加わる』という使われ方をするのではないでしょうか」

?出典? BussFeedNEWS / REPORTING TO YOU URL: https://www.buzzfeed.com/jp/kotahatachi/what-is-mizuhonokuni31?utm_term=.jhLBDM373o#.wegAeoOQO0

いやあ、実に難しい!!

では、「忖度」はどうやって英語で表現するのか?

そして今回は、Liamに、Tak石河なりに「忖度」の概要を説明し、英語表現、またそもそもそれに匹敵する英語表現があるのかどうかを聞いてみました。

Tak石河 「Liam, 『忖度』って知ってる?」

Liam「は、何??そんな日本語あるのか?」

Tak石河「そう、忖度とは、他人を思いやること。例えば、以下みたいな例。」

~例~

※注 以下の例が「忖度」に該当するかどうかはあまり自信がありません(汗)

とあるカップル(仮・Aさん、B君)がデート中に


そのカップルの男性・女性の共通のCさんに出会いました。


Aさん、Bくん「これから食事にいくけど、よかったらどう?」

Cさん「誘ってくれてありがとう!でも、、今日は用事があるから止めておくよ!また今度ね!」

この場合、Cさんは、Aさん、B君の邪魔をしない為に、「敢えて用事はないけど、用事があるふりをして、二人との食事を断ったとします。

この場合、Liam だと何と表現しますか?

Tak石河予想…’read between the lines’かな…

Liam ‘僕だったら ‘read between the lines’ というね。そして、こういう概念はアメリカにもよくあるよ。他の表現を挙げておくね。」(※注 以下、解説文は出典記載のオンライン辞書による解説を引用。)

おっしゃあたった!!(笑)

ちなみに、Liamには最初

‘Liam, ”Sontaku” is a consideration towards others, like read between the lines what someone is implying. What do you express the ”Sontaku” concept in English?’

と直球で聞いてみた所なかなか伝わらなかったので、上記の例を持ち出してみた次第です。

【Liamによる「忖度」Note】

read between the lines(←非常におすすめ!!)

Look for or discover a meaning that is implied rather than explicitly stated

(e.g.) ‘Reading between the lines, I think Clare needs money.’

(日本語訳)1.行間を読む 2.その場の空気を読む、周囲の状況を正しく把握する

insinuate

  1. Suggest or hint (something bad) in an indirect and unpleasant way
  2. Slide (oneself for a thing) slowly and smoothly into a particular place.

(日本語訳)[insínjuèit]

【自動】 ほのめかす、暗示{あんじ}する

【他動】 〔不愉快{ふゆかい}なことを〕ほのめかす、当てこする

impute

1 Represent (something, especially something undesirable) as being done or possessed by someone; attribute.

 

2 <Finance> Assign (a value) to something by inference from the value of the products or processes to which it contributes.

impute[impjúːt]【他動】

 

1 〔望ましくないことを〕(人)のせいにする、(人)に転嫁{てんか}する
・He imputed the disaster to the inattentiveness of an employee. : 彼はその大失敗を一人の従業員の不注意のせいにした。

2 〔性質{せいしつ}などを〕~に帰属{きぞく}させる
・Different moral attributes are imputed to different characters in this drama. : この劇では異なる道徳上の特質がそれぞれ異なる登場人物に割り振られている。

3 《キリスト教》〔神の義を人に〕転嫁{てんか}する、〔神の義が(人)に〕あると見なす

connote

(of a word) imply or suggest (an idea or feeling) in addition to the literal or primary meaning.

(日本語訳)

[kənóut]【他動】

1 〔語の元の意味{いみ}に加えて〕~を含意{がんい}[暗示{あんじ}]する

2 〔必然的{ひつぜん てき}な条件{じょうけん}や結果{けっか}として~が〕付随{ふずい}する、含まれる

 

【Liamによる「忖度」に似ているけどちょっと意味が違う!Note】

surmise

Suppose that something is true having without evidence to confirm it.

(日本語訳)

[sərmáiz]

【自他動】〈正式〉〔既知{きち}の情報{じょうほう}や証拠{しょうこ}などに基づいて未知{みち}の事実{じじつ}・人の心中{しんちゅう}・意図{いと}などを〕推量{すいりょう}[推測{すいそく}]する、~ではないかと考える

【名】〈正式〉〔既知{きち}の情報{じょうほう}や証拠{しょうこ}などに基づいて未知{みち}の事実{じじつ}に対して行われる〕推量{すいりょう}、推察{すいさつ}、推測

(?出典? 日本語:英辞郎on the WEB Pro、 英文:Oxford Online Dictionary)

ちなみに、話題は変りますが、「森友学園 忖度」と検索すると、それこそ山のように忖度が出てきて、籠池氏がNew York Timesの記者の質問に対し、「忖度」を連発し、通訳者が悪戦苦闘する場面が出てきます(以下、引用箇所はYoutubeの動画より)。

1:32頃

I believe that Mr. Abe and his wife were reading between the lines……between us.

2:00頃

‘…I believe perhaps who are reading between the lines…making influences to the other relations…’

いやあ、通訳の方、苦労されていますね(汗)ただ、これで伝えることは難しいんじゃないかな…と思っていたところ、

そこで、3:50くらいに、弁護団(多分?画面左側で、きっと通訳者ではなく弁護団だと思います)から、忖度についての素晴らしいフォローの説明がなされています。

Just to add as an interpreter’s note, the word “sontaku” is leading to some confusion in the English translation. There are several different ways to say this; whether it’s “conjecture” or “surmise”,
“reading between the lines”, “reading what someone is implying”. So there is not one direct word in English which is what lead to this, just to add some information.

いやあ、Tak石河的には、これぞ、通訳者、ひいては会見を「忖度」した素晴らしい説明だと感じました(笑)

今日も、Tak石河のブログを読んでいただいて、ありがとうございました。

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